新型コロナウイルスによる脅威が続く中、NBA オールスター 2021が開催されました。例年は前日の土曜日にダンクコンテストや3Pコンテストなどのイベントが行われ、日曜日オールスターゲームが開催されるNBAのお祭りイベント。
ただ、今年は2021年3月7日(月)に本戦だけが無観客で開催されました。90年代からNBAオールスターを観戦しているが無観客ってのはやっぱり寂しいですね。
でも、ここ最近のNBAオールスターは昔ほど熱狂して観戦しなくなってしまいました。個人的にはチーム・デュラントVSチーム・レブロンってのは・・・なんか楽しくないです(笑)
ダンクとアリウープと3Pをノーガードでひたすら撃ち合う。ここ最近の傾向だとは思うけど、やっぱりオフェンスもディフェンスも【本気】でやってくれた方が緊迫感もあって楽しいです。所属チームのコーチ陣は、「とりあえず怪我だけはしないで」感じなんでしょうけどね。
ってことで、今回は90年代から見てきた、NBA オールスターゲームの中でも特に印象に残っているゲームをピックアップしてみました。少し昔の記憶を辿りながら、過去の名シーンを思い返すのは結構楽しいです。
1996-97 NBA オールスターゲーム
個人的には、このシーズンのオールスターゲームが1番印象に残っています。
この年を区切りにダンクコンテストの終了が決まっていました。(2000年に再開)
この最後のダンクコンテスト優勝したのが、この年ドラフトで入団したルーキーのコービー・ブライアントでしたね。
そして、本戦が凄く印象的でした。この試合では、当日シャーロットホーネッツに所属していたグレン・ライスがMVPを受賞しました。3Pシュート立て続けに3本連続で成功させたのは圧巻ですね。このオフェンスで西を一気に突き放し、東が優勝しました。
ただ、僕が1番印象に残っているのが、マイケル・ジョーダンの絶不調。試合を通して全くシュートが入らないですよ(笑) なんかここまで調子の悪いジョーダンも珍しかったかもしれません。ジョーダンの不調もあってか、イースト(東)が一時20点以上の差をつけられてしまっていたのですが、ここから結構『本気』の試合展開になっていったように記憶しています。
ジョーダンもシュートが入らないので、得点以外の「リバウンド」「アシスト」「ディフェンス」で全力モード。コート上に出ている10人の表情が、シーズン中の表情と変わらず『本気』でプレーしているので、緊張感のある良い試合でした。
結果ジョーダンはこのオールスターゲームで史上初となる『トリプルダブル』を達成しています。お祭りムードのオールスターですが、結局は負けることが嫌いな一流選手が見せた『本気』のオールスターは、本当に最高なゲームでした。
1996-97 NBA オールスターゲーム
2003年 MJ ラストオールスターの奇跡