新型コロナウイルスの影響でシーズン中断中のため、これまでの勝率、スタッツを踏まえ勝手に NBA STATS GALLERY がオール NBA チームを独断と偏見(下記基準)で決めたいと思います。
①勝率
②貢献度
③スタッツインパクト
1st チーム
F ヤニス・アデトクンボ (ミルウォーキー・バックス)
F カワイ・レナード (ロサンゼルス・クリッパーズ)
C ニコラ・ヨキッチ (デンバー・ナゲッツ)
G ルカ・ドンチッチ (ダラス・マーベリックス)
G レブロン・ジェームズ (ロサンゼルス・レイカーズ)
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ヤニス・アデトクンボは NBA 在籍 7 年目にして、得点、リバウンドは未だ右肩上がりで、しかもチームの勝率もイーストでトップ。
67 勝に迫る勢いがあり、貢献度も NBA トップクラスだろう。
カワイ・レナードはスタッツでキャリアベストのシーズンを送っており、絶頂期を迎えている。プレーオフに入るともっとギアが上がると思うと本当に恐ろしい。
レブロン・ジェームズに関しては最早紹介不要かと思うが、35 際を過ぎても衰えを全く感じさせないこの方の努力たるや恐れ入ってしまう。今季のポジションはポイントガードでアシストはリーグトップ。
もともとプレーメーカーとしての才は高く、アンソニー・デイビスが加わったことでチームとして出来ることの幅が大きく広がった。
ニコラ・ヨキッチは安定性があり、チームの精神的支柱でもあると思う。
得点、リバウンド、アシスト、ディフェンスと全てに絡んでいて貢献度という点では 5 人の中でトップかもしれない。
そして、2020 年代は彼を中心に回っていくのではないかと期待感満載のルカ・ドンチッチ。まだ 21 際にして年間トリプルダブル級の活躍!
ポルジンギスが加入したとは言え、プレーオフ圏内にチームを押し上げた貢献度は高い!この先お怪我だけはしませんように。
2nd チーム
F ジェイソン・テイタム (ボストン・セルティックス)
F アンソニー・デイビス (ロサンゼルス・レイカーズ)
C ルディ・ゴベア (ユタ・ジャズ)
G ジェームズ・ハーデン (ヒューストン・ロケッツ)
G クリス・ポール (オクラホマシティー・サンダー)
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ジェイソン・テイタムはルーキーの頃よりずっと期待していた選手で、やっと(と言ってもまだ 21 際の若者だが)チームの中心選手となった。チームもイースト 3 位と好調で、スタッツも大幅に上がり、ラリー・バード、ポール・ピアースとセルティックスブランドを継承し 2020 年代に優勝して欲しい。
アインソニー・デイビスは相変わらずの安定感で 20 点 10 リバンドを難なくこなし、今季は PG にレブロン・ジャームズがいることで得点に集中できている。ディフェンスも素晴らしい。
トップ・オブ・デイフェンダーのルディ・ゴベア。今季リバウンド 13.7 本!ブロック 2.0 本!インサイドの核を担い貢献度という点ではリーグでも屈指。ちなみに特筆すべきは FG% がほぼ 70% と驚異的数字をあげている。
今季ここまでのジェームズ・ハーデンは好不調の波が激しかった。開幕から 3p を外しまくったかと思えば、50 得点連続試合をしたりと… だが、その得点力やインパクトはファンならずとも興奮した。
クリス・ポール!!彼が健康体であればプレーオフ圏外と予測されたチームを圏内に変えることが可能である。若手の台頭やチームディフェンスの好調など多々要素はあるが、コート内外で選手達の中心にいるのは彼であった。スタッツとか関係なく、バスケットボール選手として尊敬しちゃう。
3rd チーム
3rd チーム
F クリス・ミドルトン (ミルウォーキー・バックス)
F パスカル・シアカム (トロント・ラプターズ)
C ドマンタス・サボニス (インディアナ・ペイサーズ)
G ブラッドリー・ビール (ワシントン・ウィザーズ)
G トレイ・ヤング (アトランタ・ホークス)
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名シューターの証 FG%:50%-3P%:40%-FT%:90%、この史上 8 人しか達成していない記録をミドルトンはシーズン中ほぼ維持していた。悔しいのは FG% が 49.9% でシーズン中断となったが、彼なくしてチームの好調はなかった。
今季オフにカワイ・レナードがチームを去り、エースとなったシアカム。色々な面で試されたシーズンであったが、チームの期待に応え、オフェンスにディフェンスと大活躍のシーズンだった。
パスにおいて、父親譲りの非凡な才能を発揮するドマンタス・サボニス。ペイサーズファンには悪いが地味な選手が多く、チームバスケットを重んじるペイサーズを得点、リバウンドだけではなく、そのパスでチームを救っている。昨今の NBA で優秀なセンターが多い中、決して派手ではないが確かな実力をつけてきているサボニスには今後の活躍を期待したい。
今季の孤軍奮闘オブ・ザ・イヤーとかあったらきっとブラッドリー・ビールが選考の一人に入るだろう。八村塁がいるウィザーズが未だプレーオフ争いが出来ているのはビールの活躍と言っても過言でない。ウィザーズのディフェンスは崩壊している一方で得点力はリーグ 6 位と健闘している。その総得点の約 1/4 を占めているのがビールといえば納得がいく。
私はシーズンが始まる前今季アトランタ・ホークスがプレーオフ争いに絡み、躍進するチームだと予測していた。優秀な若手をここ2~3年のドラフトで獲得し、その中心を担うのがトレイ・ヤングで、ディフェンスのシステムはまだ構築できないまでも若手ならではの得点力に秀でたチームで注目を集めたらなと期待したがダメだった…プレーのインパクトとスタッツは凄い。
以上が、NBA STATS GALLERYが独断の偏見で決めた、「2019-20 オールNBAチーム」です。皆さんも自分なりのオールNBAチームを考えてみて下さい。これが意外に楽しかったりします。